« 温度調節器 | Main | 麹蓋 »

米麹

2016年08月26日

そろそろ米麹を作ろうと思い立つ。自家製米麹を作るのは三回目(塩麹を作るのは5回目)。

第一回目 みやここうじで塩麹をつくる。

第二回目 地元商店の米麹で塩麹をつくる。

第三回目 自家製米麹で塩麹をつくる。

第四回目 自家製米麹で塩麹、醤油麹、甘酒をつくる。

第五回目 今回

(1) 19:47(台所気温28.6℃)米一升を研ぎ浸漬。(台所気温28.6℃:すこし暑いですね)

2016年08月27日

(2) 05:35 浸漬した米を金ザルに上げる。4時間ほど水を切る予定。

  前回まではガスコンロに蒸し器を乗せて蒸していたが、今回は手抜きして餅つき機の 蒸し機能で蒸してみようと思う。うまくいくかな?

もう10年近く前に知人からもらい、物置にあった餅つき機を出した。

Dsc_0110

最近は安い電気蒸し器もある。

TWINBIRD フードスチーマー ホワイト SP-4137W

(3) うるち米の蒸し方は取り扱い説明書になかったので、一升の米に対し800mlの水を入れて蒸してみた。

(4) 同時に、自作保温器を温めた。保温器というのは、発砲スチロールの箱(外径410×480×240、内径365×435×200(160(箱)+40(フタ)))にミニホットプレート、自作?温度調節器(3000円弱)、温度計、網を組み合わせたもの。ミニホットプレートには水を入れて湿度90%を維持する。温度調節器の設定温度は32℃とし、差分温度0.7℃とする。(こうすると、31.3℃以下になるとヒーターが入り、32.0℃でヒーターが切れる)温度センサはミニホットプレートのプレートに入れた水の中のセットする。

(この温度調節器は-50℃~99.9℃まで温度設定可能(加熱装置、冷却装置が優秀ならばの話だが)なので、60℃で甘酒も作れる。パンの発酵も可能、燻製の温度管理もある程度は可能:安いわりには優れものである)

Dsc_0112


Dsc_0116

(5)約50分弱で蒸しあがった米を飯台に投入する。

Dsc_0124_2

しゃもじ2枚使い切り返す。蒸米の温度が38℃くらいになるまで冷ます。

Dsc_0126


(6)種麹小さじ半分(2.5g~3g)を3つに分けて、茶こしでふるいながら米をまぜる。3回にわけて、これを行い均一に種麹がかかるようにする。温度が下がらないように素早く行う。

Dsc_0148_2


Dsc_0125

種麹 20g

(7)飯台の蒸米を金ザルに濡らして固く絞ったサラシの上にあけ、布で包み込む。大きな団子のようにする。

Dsc_0127

(8) 11:05自作保温器の網の上にサラシに巻いた蒸米を乗せ、温度計(熱帯魚用)のセンサを蒸米の中央へ差し込む。(これで蒸米の中心温度を観察する)およそ15~20時間この状態にする。

 実は今回失敗して何度かサラシをほどいて蒸米の状況を確認していたのだが、センサの位置を間違えたようだw。温度調節器のセンサを蒸米の中心にさしてしまったため、とんでもないことなった。周辺温度が65℃くらいまで上昇したので種麹が死んでしまったみたいなので、ダメ元で仕切り直し、15:06 再度種麹をふるいサラシに包みなおし保温器に入れた。中心温度は、32.1℃~34.3℃の範囲で推移した。

8月28日

09:29 1回目手入れ 蒸米を粒がほぐれるようにもみほぐし、またサラシに包みなおす。

Dsc_0130


(9)13;51 蒸米の中心温度が35℃を超えたので、麹蓋へ蒸米を移す。

麹蓋は、毎回改良していて、今回はなんとプラケースにした。

写真左が1号機、右が2号機。

Dsc_0131


1号機は底が杉板だが、柾目で厚さ1mmくらいでしなるようにするのは無理なんで、通気性はよくない。底板の厚さは4mmまでカンナ掛けしたが、疲労困憊。まったくしならない。

2号機は底はアルミサッシの網戸ネット(24メッシュ)にタキロン トリカルネット(4mm10cm68円税別;ホームセンターの園芸コーナーでm量り売り)を重ねて使うことにした。網戸ネットだけでは強度に若干の不安があったため、このような選択となった。網戸は耐候性ポリプロピレン、トリカルネットは高密度ポリエチレンである。1号機よりこちらの方が麹の出来が断然良かった。

さて今回は、ダイソーのA4メッシュファミリーBOXを使うことにした。いったい今までの麹蓋作りはなんだったのだろうw。結論からいうとこれで充分だった。

Dsc_0136


このままでは蒸米が穴から落ちちゃうので、100均のふっくら蒸し布を敷いてその上に蒸米を広げる。

Dsc_0138

サラシを開くと、なんとなく塊になっている。

Dsc_0139

これを移し替える

Dsc_0141


その上に濡らして絞った手ぬぐいをかける

Dsc_0142


これを保温器にセットし、やはり蒸米中心に温度計のセンサ(温度調節器のセンサはあいかわらずミニホットプレートの水の中)をセットする。

14:57 蒸米中心温度 33.0℃

19:01 蒸米中心温度 39.6℃

(10)19:06 手入れを行い蒸米の品温を下げる。

8月29日

(11)02:20 蒸米中心温度 42.1℃

  温度が上がってきたので手入れを行い上に覆っていた手ぬぐいを外す。

Dsc_0143_3





(12)04:05 蒸米中心温度 36.6℃

  手ぬぐいをかぶせる。

(13)12:38 蒸米中心温度 42.6℃

  手入れして手ぬぐいを外す

(14)15:06 蒸米中心温度 41.9℃

   出麹 出来上がった麹をほぐし、麹蓋3枚に薄くのばし、このまま約1日乾燥させる。

Dsc_0144_2

Dsc_0145

Dsc_0146


(15)8月31日 11:00 常温塩麹、醤油麹を作り、残りの麹を冷蔵庫へ

  常温塩麹 米麹400g、塩240g、水500cc 1本

(水は400ccで口いっぱいになってしまったので、しばらくして麹が水分を吸収したころ

つぎ足すことにしたが1日たっても50ccくらいしかつぎ足せなかった。あきらめた)

  醤油麹  米麹300g、醤油600cc 2本

Dsc_0147

 

|

« 温度調節器 | Main | 麹蓋 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 米麹:

« 温度調節器 | Main | 麹蓋 »