« 米麹2(覚書) | Main

温度調節器STC-1000動作説明書

STC-1000動作の説明

内容に関しては何の保証もいたしません。自己責任でお願いします。

主な機能(Main Function)

冷却と加熱モードの切り替え;
設定温度、差分温度のセットによる温度制御;
温度校正;出力遅延保護による冷却装置保護;
制限温度を超えたときまたはセンサ異常時のアラーム

仕様とサイズ

◆フロントパネルサイズ:75(L)×34.5(W)(mm) 
◆マウントサイズ:71(L)×29(W)(mm)
◆製品サイズ:75(L)×34.5(W)×85(D)(mm)
◆センサケーブル長:2m(含温度検出プローブ)

技術パラメータ

◆温度測定範囲:-50℃~99℃
◆分解能:0.1℃
◆精度±1℃(-50℃~70℃)
◆パワーサプライ:110VAC 50Hz/60Hz
◆消費電力3W未満
◆センサ:NTCセンサ(1PC)
◆リレー接点容量:冷却(10A/250VAC);加熱(10A/250VAC)
◆周辺温度:0℃~60℃
◆保管温度:-30℃~70℃
◆相対湿度:20~85%(結露なし)

パネル説明

Dsc_0938_edited2

表示説明:3桁LED+負の符号+状態表示ライト
(状態表示ライト(冷却、加熱)+「セット」状態表示ライト)

キー説明:
 “S”キー:セットキー;
 Stc1000up2_3キー:UPキー;
  Stc1000down2キー:DOWNキー;
 2_3;電源のON/OFFキー

インジケーターライトの状態説明
状態表示ライト    機   能    備   考
冷却表示ライト 点灯:冷却中表示;滅灯冷却停止;点滅:コンプレッサー遅延タイム中 冷却、加熱表示ライトは、同時にON状態にはならない。
加熱表示ライト 点灯:加熱中;滅灯:加熱停止
セット表示ライト 点灯:パラメータ設定状態  

キー操作説明

1 パラメータの確認方法

 通常動作状態で、Stc1000up2_2キーを押すと(押している間)設定温度を表示します。;Stc1000down2_2キーを押すと(押している間)差分温度を表示します。

2 パラメータ設定方法

 通常動作状態で、“S”キーを3秒以上押し続けると、パラメータ更新モードに入り、“Set”
表示ライトが点灯し、画面に最初のメニューコード“F1”が表示されます。Stc1000up2_4キーまたは、Stc1000down2_3キーを押すことで、メニューコードを切り替え表示させます(F1~F4)。“S”キーを押して、現在のメニューの設定値を表示させ、“S”キーを押しながらStc1000up2_5キーまたはStc1000down2_4キーを(同時に)押すことで現在表示されているメニューの設定値を変更します。

 セッティングが終了したら、2_4(電源)ボタンを押して離すと、直ちに更新された設定値をセーブして、通常の温度表示画面に戻ります。
もし、10秒間何もキーが押されなければ、設定値は更新されずに、通常の温度表示画面に戻ります。

3 システムデータ復元

 帯電したとき、システムは自己診断し、画面に“Er”と表示します。もし、エラーが復旧したら、ここで、いずれかのキーを押してください。そうすると、システムのデフォルト値に復元し、通常動作モードに入ります。このような状態では、設定値を再セットすることが推奨されます。

操作説明
 通常動作状態で、2_5電源ボタンを3秒間押し続けると、電源が切れます;加熱または冷却状態でも同様に電源が切れます。
測定温度(現在の温度)の値が(設定温度+差分温度)以上の温度を示す時、冷却表示ライトが点灯して冷却状態になり、冷却リレーが接続されます;冷却表示ライトが点滅していれば、冷却装置がコンプレッサ遅延保護状態であることを示します;測定温度の値が設定温度以下になれば、冷却表示ライトを滅灯し冷却リレーの接続が解除されます。
測定温度(現在の温度)が(設定温度-差分温度)以下の温度になれば、加熱がスタートします。加熱表示ランプが点灯し、加熱リレーが接続されます。測定温度(現在の温度)が設定温度以上になれば、加熱表示ランプを滅灯し、加熱リレーの接続が解除されます。

メニュー説明
コード 機  能 レンジ デフォルト 備  考
F1 温度設定 -50℃~99.9℃ 10℃
F2 差分温度 0.3℃~10℃ 0.5℃
F3 コンプレッサ遅延時間 1~10分 3分
F4 温度校正値 -10.0℃~10.0℃ 0℃

エラー説明

センサエラー時のアラーム

 センサが断線または短絡したとき、センサエラーアラームモードになり、全ての動作状態は、ブザーアラームが鳴り停止します。そしてニキシー管(なんと古めかしい表現なんでしょうw)は“EE”を表示します。いずれかのキーを押すと、アラームを解除できます。エラーとその原因が取り除かれると、システムは通常の温度表示に戻ります。

 測定温度(現在の温度)が、温度測定範囲を超えたときのアラーム:測定温度(現在の温度)が温度測定範囲を超えた時、システムはエラーアラーム機能を起動し、全ての動作状態は、ブザーアラームが鳴り停止します。ニキシー管は“HH”を表示し、いずれかのキーを押すと、アラーム音はキャンセルされます。温度が正常な測定範囲に戻ると、システムは通常動作モードに戻ります。

保安規定

★危険
1.センサの引き込み線を、電源線やリレーインターフェイス出力をお互いに厳格に識別すること、そして誤った接続やリレーのオーバーローディングの禁止。
2.危険:電源を切断しないで、ワイヤーを接続することを禁止。

★警告
高温多湿、強電磁波インダーフェース、強腐食環境でのマシンの使用禁止、

★注意
1.電源は説明書が指示した電圧に適合させるべきです。
2.干渉を避けるため、センサの引き込み線、電源の線は適切な距離が保たれるべきです。

配線図

Photo_2

|

« 米麹2(覚書) | Main

Comments

お世話になります。
F1-4の 設定が わかりません 教えて貰えますか?

Posted by: 片山基嗣 | October 11, 2020 01:46 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 温度調節器STC-1000動作説明書:

« 米麹2(覚書) | Main